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2014年3月16日日曜日

[温故知新]レトロゲーム研究 「ジーザス 恐怖のバイオモンスター」の巻

Shunです。

古きゲームから学ぶこともあり、温故知新シリーズ。
さて、今回は、、、

「ドレミファ~ミレドミ~」こと名作アドベンチャー


「ジーザス 恐怖のバイオモンスター」(ファミリーコンピュータ)

いままで温故知新で取り上げたのはほぼク○ばかりだった。
お口直しにちょっと紹介。
初めてプレイしたときはエンディングで涙した。
2時間かからずでクリアできる。
やはりクライマックスの演出はピカイチだな、ぐっとくる。


以下、基本データとレビュー、ついでに攻略のメモ、文末に改善案。

!!!以下、ネタバレ全開なので閲覧注意です!!!
(プレイしたい人はうちに遊びにおいで!)

・基本データ
FC版の発売は1989年3月。
発売元はキングレコード、開発元はエニックス。
FC版はPC版の移植になる。

PC88版は1987年4月発売。その他FM7やX1やMSXでも発売。
PC版とFC版は演出面で大きく修正が入っている。
PC版にはちょっとお色気シーンもあり。ミニゲームもできたとか。
だからといってFC版が劣っているわけではなく
年齢層に合わせて良く移植している感。

シナリオは雅孝司氏。現在では小説家やパズル作家として活躍されている。
音楽は言わずと知れたすぎやまこういち氏。
プログラマーは「芸夢狂人」こと鈴木孝成氏。ゼビウスの生みの親の方。
現在はプログラマーは引退して医学の道に進まれている。
グラフィックは眞島真太郎氏、ドラクエ5以降のグラフィックを手がける方。

・音楽がポイントのSFアドベンチャー
ハレー彗星の探査船内で謎のモンスターとの戦いを描く
当時としては珍しいSFアドベンチャー。
静かな探査船をいつ怪物が飛び出してくるのかとドキドキしながら探索していく。

全体的な雰囲気は79年公開の映画「エイリアン」。
86年に接近して大きな話題になったハレー彗星についても要素に取り込んでいる。
(アイギーナもそうだったな)

眞島氏が描いた多彩なキャラクタが大きな魅力。
出身地がフランスやポルトガル、中国などと分かれている点も大事なポイント。

そして音楽、ゲーム開始時からとあるメロディが流れる。
にくい演出だなーと思うがこれが実はゲームクリアに重要なポイントになっていたり。

本ゲームはゲームオーバーがないので安心してプレイできるのも私は気に入っている。
アドベンチャーってコマンド全部試したいけど、それに制限がかかるタイプもある。
それがあまり好きではない。

パスワードコンティニュー式だがパスワードが見れるのは前半のコメット編だけ。
後半のコロナ編では見れない。
まあ、パスワードが必要なほど長いゲームではないけど。

・グラフィック
アニメ調の魅力的なキャラグラフィック。
銃を打ったりするシーンはアニメーションする。
女の子がカワイイ。
ちなみにPC版はほうかさんとのベッドシーン(未遂)があるらしいぞ!

・操作性
よくも悪くもない、まあ普通のコマンド式アドベンチャー。
十字ボタンでコマンドを選んでAボタンで決定、Bボタンでキャンセル。
会話はメッセージに合わせてピコピコピコとSEが鳴るタイプ。
Bボタン押しっぱなしでで多少早送り可能。
セレクトボタンでパスワード表示、コメット編のみ。
メッセージを全部読んでいないのにすぐに先に移ってしまうシーンがあった。
これはよくない。

・音楽
種類は少ないが良質の音楽。タイトルの曲はちょっとダサいけど。
レーザーロン(携帯シンセのような楽器)で音階を弾くシーンは伝説。
そこから始まる音楽が胸熱、展開も胸熱。

音楽が敵の弱点というとマクロスを思い出す。
マクロス、TVアニメが82年から、「愛・おぼえていますか」が84年。
これはマクロスをオマージュしたと言われても仕方ないかもね。

・開始時の人物紹介
開始すると司令官から探査船の乗組員のカードを配るよう言われる。
で、7名ほどのメンバの元を回る、そこで人物名と担当業務と出身地の説明が入る。
この演出がうまいと思う。
ここで喋ったあと、次会うときは死体な人も多いけど。。。
ちなみにみんな良い人ばかりなんだな。。。

・会話が軽いノリ
探索の大半は速雄とフォジー(小型ロボット)のペアで行う。
このふたりの会話、やや緊張感がないんだが、そこが良いバランスになっている。
「ごちそうさまでーす」。

・謎解きはコマンド総当たり
階層構造のコメット編はけっこう苦戦した。
一度行ったところもフラグ立てると変化。
そのフラグ立てはコマンド総当たりしないとわからない。
まあ、コマンド選択式のアドベンチャーってそうするしかないか。

・クリアに関係ないが細かいテキスト描写
倉庫でハンバーガーが食い散らかされている。
カプセル室でほうかのカプセルが少し空いている。
これはモンスターの仕業だが、この描写はクリアには直接関係ない。
しかし、ハンバーガーはバルカスの性格、
カプセル開いていたのはほうかの経験が
関係していることを暗に表現している。

モンスターに犠牲者の知識や性格が反映されている描写、
ちょっと細かい演出だが良い。

・未来の話だが
今考えるとローテクなところも。
未来にカセットテープとかあるわけないだろ。。。
まあ、当時としては主流だったからねカセットテープ。
それ以外はそう変でもないかな。。。?

・音階の打ち込み
むかし詰まった。今はもう覚えているので一発だけど。
音階って難しいよね。聞いただけでわかる人って専門の人ぐらいだよね。
ソーサリアンでもあったけど攻略見ないとムリだった。
音階の入力は人を選ぶのであまり良い仕掛けではないかもね。

・ラストシーン
モンスターに取り込まれた犠牲になった人々が次々喋ってくる。
言語の違いで判別しているわけだがそのアイデアがいいね。
テキストも良くてそしてぐっとくるよ。
「このかいぶつをしらべることができないのがこころのこりだ」

・改善点
あるのか。。。?

フランスの国旗と音階入力、何度か間違えたら細かいヒント欲しい。
ぐらいか。

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