ラベル

技術 (81) 開発 (79) ゲーム (68) アプリ (64) 福岡 (59) 趣味 (59) android (54) アニメ (22) レトロゲーム (22) 温故知新 (21) ガンダム (19) レポート (19) WEBサイト (17) 経済 (17) iOS (9) 麻雀 (7) グルメ (5) マンガ (4) Wear (1)

2014年6月4日水曜日

「アプリをつくる」を仕事にする 参加レポート

Shunです。

先日行われた、
の参加レポートです。

私のメモ書きです。
聞き間違い記憶違いがあったらつっこんでくださいませm(__)m

--------------------------------------------------
トークセッション「アプリをつくる」を仕事にする
プロが語る、企画・開発・リリースの舞台裏

■日時
6月3日(火)19:30~21:00(予定)

■場所
デジタルハリウッド福岡校 セミナールーム

■ゲスト
岡本 豊氏:株式会社からくりもの・iOSアプリエンジニア
小柳 考啓氏:株式会社からくりもの・iOSアプリデザイナー
渡辺 慎二郎氏:こじか屋・Androidアプリエンジニア
--------------------------------------------------

参加者数は定員30名から40名に増やしたが結局55名とほぼ倍増近い。
会場来場者 スマホもっている率ほぼ100%。
プログラマが多く、デザイナーもそこそこ、ビジネスメインの人はちらちら。

---[登壇者紹介]------------------------------------
・渡辺慎二郎氏
フリーランス「こじか屋」、通称「しかさん」
https://plus.google.com/u/0/+shinjirowatanabe/posts
https://ja-jp.facebook.com/KojikayaShikajiro
http://shikajiro.github.io/

androidアプリの開発をメイン。
マイコンのArduinoとRaspberryPiも扱ってMake活動も。

---<しかさんの経歴>---
高校にあきて3ヶ月で中退。
バイトしてPC購入、一晩中チャット。
PCに詳しくなってPCインストラクターに。
JAVAプログラムを始める。
MA4にて受賞(4,5年前)。
Androidの会福岡支部長務める。
現時点はフリーランス。
仕事はSNS関係が多い、現在も企業向けSNSを開発中。
ファッションや営業向けツールも作成。
にしてつバスアプリではandroid版の作成担当した。


・株式会社からくりもの
http://karakurimono.biz/

iOSの実用アプリ開発メイン。
社員数4名。

---<からくりもの代表取締役社長 岡本豊氏の経歴>---
長野出身、長野から福岡に。
まだiPadアプリの仕事が少ない時代にふとしたきっかけで仕事を受けて勉強、
2週間で顧客に見せて喜ばれる。
その後iOS関係の仕事が舞い込むように。
1人で回せない仕事量になり2年前に法人化。
2012年8月、社内合宿、自社アプリの検討。
福岡のバスの複雑さからバス案内アプリをつくろうと企画開発。
「バスをさがす 福岡」、シンプルIFアプリ。
MA9でCivicHack賞受賞する。

後日、西鉄に挨拶にいく。
表向きはアプリの品質アップの意見聞き、
裏は勝手にアプリ作ってしまって怒ってないかなと様子見に。
西鉄担当者さん、開口一番「このアプリいいですね~」と。
その後西鉄公式アプリの見積もり依頼。
「にしてつバスナビ」の誕生。

自主作成の「バスをさがす 福岡」は1年で6万DL。
公式の「にしてつバスナビ」は半年で13万DL。

---<からくりものデザイナー 小柳考啓氏の経歴>---
中学高校、吹奏楽部、コントラバスを担当。
音楽専門学校に進んでコールセンターでバイト。
そこで衝撃的な出会い「業務システム」。
ダサく使いづらい業務システムに閉口。
その時期にiPhoneが登場、即購入。すばらしい使い心地。
その後スクール(IT系?)に通い福岡の会社に就職。
プログラマというカッコいい響きと裏腹にダサい仕事、分業化されてつまらない。
そしてからくりものに至る。
「VCT:Vision Concept Target」を大事にしている。


---[トークセッション]--------------------------------
9つのテーマから多数決で3つを選んで進める形で。

・「2.iOS/Android」
どう違うのか。

Androidの面からはしかさんより。
1.5時代から触っている。
その時代、日本Androidの会のセミナーにいったとき
「Androidはスマホではなく「OS」である」ということを理解する。
PCはもちろんカーナビなどマイコンにもインストールできる。

今は家庭菜園をしているがAndroidを入れたマイコンで
センシング(センサーでの測定)をして自動化とかしたい。
これはiOSではできないだろーとドヤ顔。

iOSの面からは岡本さん。
iOSはAndroidと比べるとコントロールされているOS。
機種数がAndroid端末とくらべて少ないので対応が楽。
アプリをアップルが審査しているので審査が長い。
3日間のイベントにアプリを出す予定だったが
審査が間に合わず出せず、イベント終わって1週間後に出た。
厳密な審査でクオリティはコントロールされている。

Q.審査が混む時期は?
審査が混むのはクリスマス時期、2週間が1ヶ月になることも。
あとOSのバージョンアップの時期も混む。
今は審査期間は大体1週間。

Q.rubyでアプリ作るのってどう?
(RubyMotion使ってだったかな?)
しかさん「今はネイティブ以外やめたがいい」。
以前Titaniumを使ったが、重いしバグの切り分けが難しい。
岡本さんもネイティブを進める。
Swiftとかネイティブも増えたし(笑)。


・「6.お金の話」
予算とか。

しかさん、
まず顧客から見積もってと言われる。
機能を抽出して期間を出す。
相手の顔色を見てその期間☓2とかしたり(ネタかマジか不明)。

からくりもの、
自社のサイトにあるが1本100万とまず提示。
10万ぐらいでアプリが作れると思われないように。
下は80万、100万200万が多い。
機能一覧を作って見積もるがだいたいうまくいかない。
作っているうちに変わっていってしまう。
結局、期間での見積もりになったりする。
その場合、早く作れる優秀なエンジニアが損しないように考える。

しかさん、間接と直接でも変わる。
間接はすでに予算が決まっている。

小柳さん、顧客が何がしたいのか明確にして見積もりたい
機能とやりたい目的ずれていることがよくある。
お客が独自にずらーっと作るデザインはやめてほしい。
デザインガイドラインからずれて作られて閉口すること多々。
まだあやふやな企画段階で顧客といっしょにアプリの形を作るのが望ましい。
オーダーメイドでやりたい。

Q.審査が遅れた場合、その金額は含めるの?
からくりもの、
某ファッション雑誌「NO!!(エヌオー)」のアプリは
審査が通らず1年リリースが遅れた。
これはプロなので追加料金はなしでやった。

最近はそのコンセプトで通るのか先に簡易的なアプリをストアにアップしておき
審査が通るのか事前にチェックする。

Q.個人の時は手付金貰った?
もらってました、岡本さん&しかさん。
3割くださいとか、途中で半分くださいとか。
信頼関係によるが意外と貰える。

Q.契約書は?
あったりなかったり。
安い金額なら作らないこともあるが最近は作るようにしている。
顧客にNDAの資料を作るように言われることもある。
不利にならにように弁護士に相談して作る。


・「7.受託と自社開発」
しかさん、受託だけ。体力勝負になる。
まったく仕事がない時と積み上がるときがありバランスが難しい。
自社開発としてはMake活動に注力。

岡本さん、受託と保守。
固定で入ってくる収入を増やしたい。
小柳さん、自社開発を増やしたい。
iOS8、「Healthkit」「HomeKit」興味深い。

岡本さん、次の合宿もどこかに買い取ってくれるものを(笑)。

しかさん、自社開発では作っては消して作っては消してになっている。
そこで気づくこともある。

Q.PUSH型営業は?
からくりもの、あまりやっていない。
飛び込み営業みたいなのはしていない。

しかさん、
ツイッターで仕事できるけどなー仕事くれとつぶやいていたら仕事きた!


・どんな人と仕事がしたい?
しかさん、法人化悩んでいる。
今の法人化する目的は節税目的なので
法人化しないとできないことができたらやる。

岡本さん、外注もお願いしている。
育てる余裕はないので即戦力、自分で食える人。
自分で勉強して進めることができる人。

小柳さん、IFガイドラインぐらいは当たり前で見ている人。
デザイナー、プログラマ関係なくアプリエンジニアなら見るべき。
android、iOSはもちろん、Windows Phoneのも見てほしい。
  Design | Android Developers
  https://developer.android.com/design/index.html
  https://sites.google.com/a/techdoctranslator.com/jp/android/practices/ui_guidelines
  iOSヒューマンインターフェイスガイドライン
  https://developer.apple.com/jp/devcenter/ios/library/documentation/MobileHIG.pdf

まずはアプリを最初から最後まで作ってリリースしてみて。
短いサイクルでぐるぐる作る形で。
しかさんも同意見。


さいごに開発者やいっしょにビジネスをしたい方に向けて。

岡本さん、いっしょにアプリをつくるという姿勢を忘れずに。
機能の詰め込みに気をつけて。目的のための最低限を考える。

小柳さん、数多のアプリの中から選んでもらえることから始まるのを忘れずに。

しかさん、一番初めにつくろうと思っているときに声かけてほしい。
ブレーンストーミングしたい。後からでは大変です。

0 件のコメント:

コメントを投稿